ハマりすぎ注意!「だんドーン」の魅力を全力で語る

こんにちは!

 

今日は、私が絶賛ハマり中の漫画、「だんドーン」を紹介します!

歴史漫画って敬遠されがちだけど、この作品は本当に違う!テンポ良し、キャラ良し、解説良しの三拍子揃った漫画です。

 


「だんドーン」ってどんな漫画?


• タイトル: だんドーン

• 作者: 泰三子(やすみこ)

• 連載誌: モーニング(講談社

• ジャンル: 幕末×エンタメ×人間ドラマ

 


物語の中心となるのは、川路利良(かわじとしよし)という人物。「日本警察の父」と呼ばれる彼が、幕末から明治維新にかけて激動の時代を生き抜いていく姿を描いています。


有名な坂本龍馬西郷隆盛とは違って、川路利良は歴史の教科書にもほとんど登場しません。(私もこの漫画で初めて知りました。)

でも実はこの川路さん、幕末の重要な場面にずっと立ち会っている超重要人物だったんです!

 


ざっくりあらすじ

ギリで武士の川路正之進(のちの川路利良)は、”太鼓の達人”として藩主・島津斉彬公から一目置かれる存在。そして、藩邸で「空気が読めない」と浮いていた西郷吉之助(のちの西郷隆盛)と出会います。

純真だけど規格外すぎる西郷と共に、斉彬公の「密命」につくことになりますが、まあいろんな事件が起こります。

 

坂本龍馬薩長同盟を仲介したり、新撰組がご用改めで走り回ったり、薩摩が英国に喧嘩を売ったりと、まさに「激動」の時代、幕末。

その真っ只中で、表には出ないけれどしっかり「仕事」をしていた人物。後に「日本警察の父」と呼ばれる川路利良は「愛国者」なのか「裏切りもの」なのか...。

そんな物語です。

 


「だんドーン」の好きなポイント5つ!


1. テンポが良すぎる!

  歴史漫画って「話が長い」とか「重そう」とかいうイメージありませんか?でも「だんドーン」は違うんです。

史実に沿って物語が進んでいく、しかも幕末なので、どうしたって重めなシーンもあるのですが、シリアスとコミカルのバランスが絶妙なんです。どの話も展開がサクサクで、1話読んだら「次どうなるの?!」って止まらなくなります。

 

2. 現代語の解説が分かりやすい

 幕末の複雑な人間関係や出来事を、現代語で説明してくれるからすごく理解しやすい。例えば「”全国各藩の東京出張所”である"(江戸)藩邸"」みたいな感じで教えてくれるので、ストーリーがスッと頭に入ります。

 

3. 登場人物の心情の変化の描写が魅力的すぎる

 泰三子先生の描くキャラクターの表情が、とにかく絶妙。喜怒哀楽の細かい感情がとても伝わってくるんです。

そして、登場人物たちが時代にどう向き合い、どう変わっていくのかが丁寧に描かれています。物語が進むにつれて、登場人物たちが時代や立場に悩みながら、変化していく姿はすごく心に刺さります。

 

4. 薩摩弁が癖になる

 「ごわす」や「くいやい」みたいな薩摩弁が随所に出てくるのが本当に楽しい!方言のないところで生まれ育った私は、物語の世界観に一気に引き込まれるし、読んでるうちに自分も話せる気になってきます(笑)。

 

5. 閑話のコラムが熱い

 単行本に載っている作者のコラムが面白すぎる!「ある人物が墓まで持っていくはずだった秘密を知れた」なんて話もあって、どのエピソードのことなのか考えるのも楽しい。作者の想いや制作秘話を知ることで、作品への理解も深まるし、楽しさが倍増します。

 


私が「だんドーン」を読み始めたきっかけ


私は元々、泰三子先生の前作「ハコヅメ」の大ファン。警察官のリアルな日常をコミカルかつシリアスに描いた作品で、何度も読み返して、周りにオススメしまくるくらい好きなんです。

そんな大好きな先生の新作と聞いて「読みたい!」と思いつつも、日本史、それも幕末ってハードル高そう…と思って手を出せずにいました。

でも試しに1話読んでみたら、完全に沼にハマり、、、当時出版されていた4巻を電子書籍と単行本両方買って一気読み!そこから10周以上は読み返してます。読むたびに新しい発見が得られるのも、この漫画の魅力なんです。

 

ちなみに、この漫画がきっかけで日本のお城にも興味が出てきて、最近名古屋城にも行きました!

次は鹿児島にも行ってみたいな~と思っています。

 


作者・泰三子先生について


泰三子先生は小学生の頃から「桜田門外ノ変」を描きたかったそう。もうこのエピソードだけで歴史愛が伝わりますよね。

だからこそ、「だんドーン」では史実とフィクションを絶妙に織り交ぜながらも、歴史の流れが分かりやすく、かつ心に響く作品が作れるんだな、、と尊敬でしかない。

 

さらに、「川路利良は”人のためにどれだけ役に立てるか”ということにすごく向き合ってきた人」と語る先生。その視点が、この作品に深みを与えているんだなと感じます。

それから、<コミックDAYS>の編集部ブログで読める先生のインタビュー記事も切実におすすめしたい。「ハコヅメ」や「だんドーン」の裏話がたくさん語られていて、作者の熱意や人間性に触れるとさらに作品が好きになること間違いなしです。

 


最後に


「だんドーン」は、歴史を知らなくても楽しめるし、知ってる人には新たな視点を提供してくれる作品です。川路利良という人物の生き様を通じて、「自分は人のためにどれだけ役に立てるか」を考えさせられる、そんな奥深い漫画でもあります。

もしまだ読んでない人がいたら、ぜひ手に取ってみてください。1話読んだら、きっと次の話が気になって止まらなくなるはずです!

 

読んだ感想とか、好きなキャラがいたらぜひ教えてくださいね!

読んで頂きありがとうございました。