こんにちは!
最近、幕末史にハマって本を読んでいます。
(きっかけは以前おすすめ記事を書いた漫画”だんドーン”です)
学校で習ってきた日本史って、例えば勝海舟のような、華やかな人物が歴史の中でよく取り上げられますが、その影には実はすごく優秀で、でもほとんど知られていない人物たちがいるんですよね。そんなことを知って、少し虚しい気持ちにもなりました。
「目立つ人が評価される」というのは、今も昔も変わらない現実ですが、そういった人物の影で地道に支えた人々がどれほど重要だったかを考えることで、歴史の面白さを感じることができました。
今回はそんな幕末史についての本を読んで思ったことを、書いています。
名前は知られていないけどその功績が偉大すぎる、小野友五郎
幕末の時代、勝海舟が活躍していたとき、彼と一緒に働いていた人々の中には、目立たなくても非常に優れた業績を上げた人がたくさんいます。その一人に、小野友五郎という人物がいることを知りました。
小野友五郎は、幕府の技術官僚として、海軍の近代化に大きな貢献をしました。日本初の洋式軍艦「観光丸」の運用や、海図作成などを行い、現在の海軍の基盤を築いた立役者なのですが、彼は非常に控えめな性格だったのか、その功績はあまり知られていません。
知れば知るほど秀才で、歴史的にも大きな貢献をしているにも関わらず、自分の功績を大々的に語ることはなく、黙々と実務をこなしていた小野友五郎。そのため、彼の名前は広く伝わることはありませんでしたが、彼がいなければ日本の海軍は今のような姿にはなっていなかったかもしれないそうです。
「目立たない優秀さ」が生み出すもの
小野友五郎のような人物の存在を知ると、ちょっと切ない気持ちにもなります。目立つことなく、実力で評価されることもなく、その功績が埋もれてしまうのは、なんだか悲しいですよね。
でも、逆にその控えめさが彼の魅力でもあり、見習うべきところでもあるんじゃないかと思います。目立たないけれども確実に社会を支える存在。それこそが本当の「英雄」だと言えるかもしれません。
現代における「目立たない英雄」
こうした控えめな英雄の存在は、現代の社会にも通じるものがありますよね。会社や社会でも、華やかな仕事をしている人や目立つ人が評価されがちですが、実際には地道に努力を重ねている人たちがいなければ、何も成り立たないという事実もあると思っています。
小野友五郎を初めとして、大々的には語られなくとも、確実に重要な仕事を成し遂げた方たちを知ったことで、控えめでもしっかり自分の役割を果たすこと、その大切さに気づかされました。どんな仕事でも、自分の仕事に誇りを持ちながら、地道に積み重ねていくことが大切なんだと感じます。
自分と重ねてみて
私自身、正直言って目立つタイプではないし、華やかさもありません。でも、小野友五郎のように、誰にも評価されることなく黙々とやり続けることには価値があるということを教えてもらいました。それこそが、周囲のためになり、結果として大きな成果を生むものだと。
歴史から学べることって本当に多いですね。控えめで目立たないけど、しっかりと自分の足跡を残した人々を知ることで、日々のモチベーションにも繋がりました。だから、今、自分が目立たなくても焦ることはないのかもしれないですね。
まとめ
歴史には、名も知られないけれど大きな功績を残した人物がたくさんいます。小野友五郎のような人物がいなければ、勝海舟の活躍もなかったかもしれません。自分がどんな役割を担っているのかを意識しながら、少しでも誇りを持って毎日を過ごしていきたいと思います。
こうした歴史の裏側に注目することで、自分も少しは力を得られるような気がします。
そんなことを考えるきっかけになった本はこちら💭
(表紙の雰囲気がやや怖めですが…)
教科書には載っていない幕末史を教えてくれるので、気になる方はぜひ読んでみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!